妄言壮語

「これは……夢ね……」―――ああ、悪い夢さ……。

夜の徘徊

今日も夜の散歩に行ってきました。

マフラーに顔の半分を埋めて、そしていつものように音楽を聴きながら。

この街の夜は本当に刺すように冷たいけど、空気はとても澄んでいて、夜空には星がいくつも輝いていました。

車も人の通りもほとんどなくなった、そんな眠った街に僕一人が歩いています。

今日はいつもとはちょっと違う道を行ってみました。

すると今まで知らなかった神社へ行きつきました。

家からそんなに離れていないのに、僕はその神社を初めて見ました。

こんなに近くに、新たな発見があるなんて少し感動です。



そしてそれからは、いつものように大学まで行って、引き返します。

帰り道に最初に流したのは『冒険彗星』です。

歌詞がとても素敵で、すごく前向きな気分になります。




ふと、夜空を見上げました。


別に何か予感めいたものがあったけではなく、本当にふと、見上げました。

すると、一条の流れ星が僕の視界を横切りました。


それは単なる偶然で、別段不思議なことでもないんだろうけれど。

でも、僕は心が震えました。

誰もいない夜道で、僕が空を見上げた瞬間に、零れ落ちた光。


なんだか、僕のためだけに流れてくれたような気さえしてしまう。

世界の中心は自分のように錯覚してしまう。

もちろんそんなのは間違いで。

だけど、この夜の散歩をしている間は、本当にそう感じてしまう。


僕だけの流れ星。


夜の散歩は、僕に不思議なひと時をくれます。

知らない場所に連れて行ってくれたり。

僕をロマンチストに変えたり。

物語の主人公にしてくれたり。

哲学者に変えたり。

子供のころに戻したり。

大人になったり。


いろいろな自分に逢わせてくれたり。


自分だけの流れ星をくれたり。



明日は何が待っているのかな?


  1. 2008/12/01(月) 02:02:51|
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